新店舗である金沢店の賃貸営業チームリーダーに就任した、入社四年目の松山さん。これから全てを立ち上げていく大忙しのタイミングで、金沢店への想い、チームへの想いを聞いてまいりました!

(プロフィール)
松山 琴美(Matsuyama Kotomi)
金沢市出身。大阪の大学に進学したのち、地元に戻って就職活動。2018年にサンリーホームに新卒入社する。趣味は読書で、ケータイ小説からミステリー、時代ものまで幅広く読む。

キャリアの扉を開いたのは、目立たぬ仕事の積み重ね。

――新店舗である金沢店の賃貸営業チームリーダーに就任された松山さん。ある意味、事業拡大の命運を握る立場に就かれたということで、今のお気持ちはいかがですか?

松山さん:荷が重いです(笑)。

――このリーダーインタビュー、松山さんで三人目なんですが、みなさん結構そういうことを仰る(笑)。

松山さん:専務にも荷が重いですって言いました(笑)。その上で、でもやってみてと言われたので、じゃあやるしかない、やってみようと思ってお引き受けしました。

――入社四年目でのリーダーへの大抜擢、傍目にみればすごいと思うんですが、ご自身ではどういうところが評価されていると思いますか?

松山さん:四年目とはいえ、松本さんの次に在籍年数は長いので、評価云々以前に順番的に自分だったんだろうなぁと思っています。レベルで言えば私は松本さんには全然追いつけていません。でも評価に関して強いていうなら、ちょっと細かい仕事や、事例数の少ない仕事、営業に直接関係はしないけれど最終的に賃貸には関係があるようなところを進んでやっていたのが認められたのかなあと思います。

――営業に直接関係しない仕事とは、具体的にどういうものですか?

松山さん:たとえば、すでにお住まいになっている方との間で発生する細かい取り決めや契約ごとに関して、きちんと書類や覚え書きを作ってご対応するような仕事です。新規のご入居契約を結べば営業としての自分の成績になりますが、こういうのはいくらやっても成績にはなりません。でも絶対に必要なことですし、ここできちんと管理や提携会社に相談して内容を詰めて書類を作っておけば、あとで似たような事例が発生しても参照できるようになるじゃないですか。

――そういう華やかではないけれど大切な仕事を、率先して松山さんが巻き取っていたんですね。

松山さん:元は、補充物の残り数を確認して発注しておいたり、資料を印刷して人数分用意しておくような、いわば誰でもできる仕事を「誰かがやるだろう」と放置するんじゃなくて「自分の仕事だ。自分がやろう」と新入社員の頃から続けてきたことにあると思います。その延長上です。

――徳が高い人ってこういうことを言うんだろうなと本気で思いました。そして同時に、サンリーホームは社員のそういうところをちゃんと見ていて評価する会社なんだというのもよくわかりました。

課題だらけの新店舗。まずは物件の勉強から!

――金沢店は走り出したばかりですが、今どんなことが課題にあがっていますか?

松山さん:課題だらけですよ!(笑)まず金沢での知名度が低いので、どうやってお店に来てもらうかという集客の面。競合他社が多いので、どうやって当社が差別化を図るかの点。客層の把握の点。また、せっかくご来店いただいても私たちに金沢エリアの物件知識が足りていなければお客様にご満足いただけませんから、急ピッチで情報を仕入れて勉強しないといけない点。課題は山積みです。

――客層の把握と今おっしゃいましたが、具体的にはかほく店の客層とどう変わりそうなんでしょうか?

松山さん:年齢などはあまり変わらないように思いますが、お客様の求める物件の条件がより細かくなると予想しています。そして、細かくなったとしても、こちらのエリアだと物件数が多いので、条件を絞ってもヒットする数は多いんです。そこからどういう風に絞り込んでお客様にアプローチしていくか、これは今から探らないといけませんね。

――ああ、じゃあ余計に物件知識もかなり細かいところまでつけておかないと、戦略的にアプローチできないですね。

松山さん:そうなんです。かほくの物件は大体把握していましたし、建築段階から自分が関わったような自社物件も多かったから説明しやすかったんですが、金沢エリアの物件となると他社さんが持っている物件も含めてたくさんご紹介することになります。他社の物件は当社とはまた特色が異なります。さらに空室だけではなく、今すでにご入居されている物件も、となるとまだまだ知らないことだらけで、勉強することが膨大です。

――なるほど、「いますぐご紹介可能な空室物件」だけじゃないですもんね、勉強範囲は。

松山さん:事業形態としても、個人契約だけではなく法人契約も増えていくと思われるので、その辺りのマニュアルも固めていきたいと思っています。

――そういう「最初の事例」を松山さんが一通り抑えてマニュアル化して、後続のための道を作ってくれることを社長や専務も期待しているのかもしれないですね。仕組みづくりというか。

松山さん:あぁ〜、専務にも言われました、そこ期待してるよって(笑)。

――やっぱり(笑)。

生真面目さに、発信力を備えたチームを目指す!

――松山さんが率いるチームは、全部で三人ですか?

松山さん:はい。私と、入社二年目の上杉、新入社員の竹中の三人です。

――どんなメンバーだと思いますか?

松山さん:よく言えば生真面目な三人です。「まぁいいか〜!」って適当な仕事をして、あとで「やっぱりダメだった!」となることはまずないようなタイプというか。でも逆に言えば、自分発信で「こうしたらいいんじゃないですか?」というアイデアを出すのが苦手なタイプの三人でもあって。かほく店に残った二人がまさにそういう発信タイプだったんです。だから今の私たちも、今ある良さに加えて発信術を身につけていければ、さらに良いチームになるんじゃないかなと思っています。

――そういう話はすでにチームメンバーともしましたか?

松山さん:いえ、まだ(笑)。コロナのことを気にして、ご飯とかにも行けていないんですよ。でもそろそろ三人で食事でもして、オープンに話せる機会を作っていきたいですね。

――松山さん自身は、どういうリーダーになって行きたいですか?

松山さん:今はとにかく視野を広げて行きたいと思っています。また、これからきっとメンバーも増えると思うので、聞かれたことには答えられるようにしたいのはもちろんのこと、問題が起きた時にこそ頼ってもらえるようなリーダーになりたいです。

――すごく優しいリーダーになりそうなイメージです。

松山さん:前に出て引っ張っていく力は正直全然ないと思います。今までも、誰かに引っ張ってもらったことしかないですし……。でもまずは、みんなを支えられるようになりたいです。

――松山さんが、誰もやらないような仕事を率先して裏でコツコツやっていたような姿勢も広がっていくといいですね。

松山さん:そうですね、そういう意味では逆に私の「私ができるならやっちゃえ」という性格も時には短所になりうるなと思っています。もっと周りにそういう仕事も振れるようになって、私がいなくてもできる人を増やしていかないといけませんね。

――きっと上杉さんと竹中さんならその姿勢を受け継いでくれるんじゃないでしょうか。今日はありがとうございました!