今回の企画は、入社して半年未満の新人2名と専務に本音をぶつけ合ってもらう座談会!普段はなかなか話せない・聞けないあれやこれやをお話ししてもらいました。専務の新人時代の貴重なエピソードも必読!

【参加者プロフィール】

小林 和晃(Kobayashi Kazuaki)
取締役専務/採用責任者。高校卒業後、大工としてキャリアをスタート。創業者である社長と共にサンリーホームを牽引。

備後 愛里(Bingo Airi)
石川県出身。高校卒業後、県内の住宅メーカーに就職し現場監督として働く。2020年12月にサンリーホーム入社。

高井 惇基(Takai Atsuki)
2021年4月、大卒の新入社員としてサンリーホームに入社。5月の取材時点では研修中で、専務に同行して様々な現場を回っている。研修後は賃貸営業に配属予定。

入社理由は「熱意の共鳴」!資格がなくてもドンと行け!

――高井さんはこの3月に大学を卒業して、すぐにサンリーホームに入社したピカピカの新人さんです。サンリーホームへの入社理由は何だったのでしょうか?

高井さん:興味を持ったきっかけは合同説明会でした。もともと不動産に興味があって、色々な会社の説明会を回っていたのですが、合同説明会で専務に出会い、熱いお話を聞くうちに「ここだ!」と思って。そのまま面接を受けに行きました。

――ご自身は面接でどんなところをアピールしたんですか?

高井さん:長年スポーツで鍛えてきた根性と、勢いを!

小林専務:(笑)。あの、決してスポーツをしてきた人を優先して採用するなんて観点では選んではおりませんが、彼の熱い思いや行動力はひしひしと伝わってきたものがあったんです。自分の歩んできた道を実直に捉え、持ち味を活かして貰いたいなという想いで、入社していただきたいなと。

――合同説明会よりも前からサンリーホームの名前は知っていましたか?

高井さん:はい、地元がこっち(かほく)の方なので、当社の看板がたくさんあって少しは記憶していました。ただ、合同説明会での印象の方が強いです。説明会で、当社の創業当時の緑色の建物の写真が出てきて、「え、あんなに小さい社屋だった会社が今、この規模になったん?」って驚いて。友達に聞いても、「今どこに行ってもサンリーホームの看板あるわ」って言うし、成長中の会社という印象はすごくあります。

小林専務:これから人数もまだまだ増やすつもりですよ。若手たちには切磋琢磨して伸びていって欲しいなと願っています。

――備後さんと高井さんのお二人ともに聞きたいのですが、入社前に何か不動産関連の資格は取得していましたか?

備後さん:いえ、取得していませんでした。今年、二級建築士に挑戦する予定で、その次に宅建士に挑戦しようと思っています。

高井さん:私も特に何も取っておらず、今年宅建士に挑戦予定です。

小林専務:資格類は入社してからの取得でも全然遅くないですよ。会社として、仕事に役に立ちそうな資格の一覧表を作っているので、それを見て自分に出来そうなところから挑戦していくのも一つです。今挙がった資格以外にも、土地家屋調査士、司法書士、社労士、電気工事士などいろいろあります。会社としては、資格手当てなどをつけることで応援しています。

備後さん:専務もすごくたくさんの資格をお持ちですよね。

小林専務:今持っている資格はほぼ20代前半のうちに取りましたね。学びたいっていう欲求が強かったんですよ。いろんなことを知りたくて、知りに行った先に資格があったという感じです。

先輩から学ぶ。お客様からも学ぶ。

――高井さんはまだ研修中、備後さんは中途採用とはいえまだ入社して半年未満。何か仕事の悩みはありますか?

備後さん:これが悩みになるかは分かりませんが、私、O型で、すごく大雑把なんです。それでデスク周りの片付けが苦手で……(苦笑)。前職は現場監督としてほとんど外にいたので問題にならなかったのですが、今は社内での仕事が多く、さらにデスクがお客様から見えてしまうので、転職したての頃は整理整頓ができないことについて悩んでいました。共用のファイルを出しっぱなしにして先輩に怒られたこともあります。

小林専務:見えるところだけじゃなくPCの中もきちんと整理しておけばファイルを探す時間が省けます。そういう時間をちゃんとお客様のために使って欲しいという思いから「整理・整頓・清掃」を当社の行動指針にかかげておりますので、ここはぜひ頑張ってくださいね。

高井さん:私の悩みは言葉遣いです。元々、居酒屋でアルバイトをしていたので、接客はできると思っていたんです。でも居酒屋であればフレンドリーに接しても大丈夫なんですが、不動産業界でそれは通用しない、もっと気をつけなくちゃいけないと思って、今頑張って言葉を直しています。

小林専務:業種によってお客様とのお付き合いの長さが違いますよね。単発で終わるものなのか、はたまた一生続く可能性があるのか。それに加えて不動産の場合は、今解決したい問題やお悩みを抱えてご来店されるお客様がほとんどなので、苛立っておられる時もあリます。そういう相手にどういう対応をしたらいいか、どういう伝え方をしたらちゃんとご理解いただけるのか、その辺りの言葉の段取りや順序はとても大事になってくると思います。

――仕事をしていて楽しいと感じるのはどういうところでしょうか?

備後さん:私は、いろんな人に出会える接客業そのものの楽しさを今感じているところです。本当にいろんなお客様がいらっしゃいますが、応対する中で「あ、この人はこういう人なんだな」とわかる瞬間が楽しいんです。それに、話し方のお上手なお客様がいらっしゃった時に「この方の言い回しを今度真似してみよう」と思ったり、女性のお客様で仕草がとても美しい方がいらっしゃった時に「自分もこの仕草を真似したら素敵な女性になれるかな」と思ってやってみたり。基本、人間観察が好きなんです。専務のことも見ています!

小林専務:(笑)。いや、見てもらった方が、仕事のやり方や意識をどこに向けているかが伝わるので、ぜひ私のことも、社長のことも、先輩たちのこともよく見てください。観察していれば、それぞれの職位や立ち位置で考えることが異なるのも見えてくるんじゃないのかなと思います。それに、人の良いなと思ったことを自分の行動に取り入れるというのも素晴らしいですね。私も20代のころ、他社の受付の方の話し方が良かったので「この人の喋り方を真似してみよう」と思って、やってみたけど全然できなかった思い出が(笑)。でも、その繰り返しですよね。自分の憧れる人の行動を真似る、日常を真似る、着ている服を真似るなんていうのも、憧れに近づいていく一つかなと思います。

高井さん:私は、専務の仕事に同行しながら、頼まれた作業を一つ一つできるようになっていくことが今楽しいです。それから専務に「よくこれに気づいたね!」なんて褒めてもらえる瞬間がすごく嬉しくて。最近だとある物件にサンリーホームの看板を設置しに行ったら、そのあとすぐにそこの契約が決まったことがあり、専務に「あの看板のおかげだね!」って言ってもらえたことがとても嬉しかったです。

小林専務:そう、看板を設置したことでそこに高井さんの思いが入ったんじゃないかなと。お客様に契約を結んでいただくこと自体は営業スタッフの仕事なんですが、契約の瞬間に至るまでにはいろんな人が携わっていますよね。その何らかの作用が最後の最後に決め手になった可能性がある、といつも思っているんです。看板一つにしたって、置き方一つ、向き一つがすごく重要になってくるので。今回は高井さんの気持ちが大きく作用したんじゃないかな?って思います。

当たって砕けて強くなる、サンリーホームのD N A!

――お二人が仕事の上でこれから達成したいこと、目標を教えてください。

備後さん:月次の営業目標の達成はマストですが、もう少し長期的な目標を話すなら、営業以外の部署の仕事も少しずつ覚えていきたいなと思っています。というのも、現状、ご来店された方が私の詳しくない分野、たとえば売買にご関心のあるお客様だったりすると、ほぼ瞬時に担当のスタッフに回してしまっているんです。でも他の皆さんも忙しいので、ある程度自分でお話を聞いて、理解して、情報を整理した上で最も適切な担当者に回せるようになれればなと。あるいは最後まで自分が担当できればベストですし。

小林専務:頼もしいですね。これも、会社が完全分業制ではないからこそ感じることなんだと思います。一つのことだけ分かっていればいいのではなく、主な担当を持ちつつも他の分野もカバーし合うような会社ですから。お客様から電話がかかってきて、たまたまその日に担当者がいないなら自分が対応できるようになっていくことで、だんだんとお客様満足度が高まっていきますし、自分も知識が身につく。最終的にはお客様から厚い信頼を寄せてもらい、「君に全部任せるよ」と言ってもらえるほどの深みが備わっていくのが理想ですね。

備後さん:本当にそう思います。お客様からしても、対応する社員がコロコロ変わると不安になってしまいますよね。

小林専務:高井さんはどんな目標を持っていますか?

高井さん:今、研修としていろんな部署を順番に回っているので、この時間を無駄にせず視野を広げたいと思っています。そして今後賃貸営業に配属されたら、「あいつはなかなか抜かせんぞ」と言われるくらい営業成績をあげたいです!いつかは会社が新事業をやるときに抜擢してもらえるような社員になりたいです。

小林専務:確かに、新事業を任せるには、何か一つのことで他人から抜かせないくらいにやり込んだ人じゃないと任せられないですからね。ぜひ頑張ってください。

――この機会に、専務に何か聞きたいことはありますか?

備後さん:あの、専務はなぜ不動産の道に進まれたのでしょうか?世の中には、たとえ自分の親が会社を経営していても、同じ会社には入らず別の業界に進む人もたくさんいると思うのですが。

小林専務:私はもともと大工で、母がサンリーホームを立ち上げるにあたって最初は「手伝おう」くらいの気持ちだったんです。でも、やっているうちに面白くなってきてしまって。大工は建物が完成した時の達成感は得られますが、お客様から直接「ありがとう」と言ってもらえる機会はそんなにないんです。それが、営業だと、自分の説明の言葉でお客様が意思決定してくださり、「ありがとう」と言ってくださり、それでお金がもらえる。すごくいい仕事だなと思って、どんどんハマって行きました。最初の頃は勢いもすごくて、「来てくれたお客様と全員契約を結ぶ!」と意気込み、お客様が別の会社で契約を結びそうになった時には契約当日に電話をかけまくって「ちょっと待ってください!うちもっと安くできますから!」なんて説得して。こんなに喋ったのにどうしてうちで決めてくれないの?なんて……あれは今振り返れば単なる驕りでしたね。接客内容のどこかでお客様の気分を害してしまったんだろうな、と反省もしました。でもそんなふうに、自分で行動、反省、改善を積み重ねていく中で、面白さを引き出して、自分からのめり込んで行った気がします。

面白そうなことは、経験がなくてもやってみる。それが今の会社の形になって、今のみんなとの出会いにつながっているんだな、と思います。

備後さん:初めて聞きました。私、会社説明会を聞いたことがなかったので。高井さんが、会社説明会で専務の熱い話に心打たれたって言っていましたけど、この熱意に高井さんは動かされたんだな、と思いました。

高井さん:はい。それでも正直、私は入社後もちょっとだけ仕事を舐めていたところがあったんですけど、この一ヶ月専務に同行してさらにいろんなものを見たり聞いたりする中で、どんどん「これ、面白いな」に変わっていきました。もう今は、早く営業として頑張りたい!という気持ちです。

小林専務:二人とも20代の今のうちにどんどん知識武装・経験武装して、いろんな仕事に体当たりで向かっていってください。そしたら突破できることもあるでしょうし、仮に失敗しても先輩や私がカバーしますよ。ぶつかって砕けてまた再生して、そういうサイクルがいいんじゃないかと思います。骨を丈夫にするために一回折って再生する、みたいな(笑)。

――高井さんはもう研修明けが待ちきれない感じですね。では最後に、ちょっとだけフランクな質問で締めたいと思います。仕事のストレスはどういう方法で発散していますか?

高井さん:私はジムに行ったり、週一、二回くらい社会人チームでバスケしたりしています!

備後さん:私は本当はライブに行きたいんですが、今は開催されていないので、会社帰りの車の中で音楽かけて思いっきり歌っています。たまに対向車線の人に気づかれて恥ずかしい思いをしています(笑)。でも、家(賃貸アパート)で歌うとうるさいってクレーム入りそうですし、車で歌うしか……。

小林専務:営業だとそのクレームを自分が電話で受けなくちゃいけなくなりますからね。

備後さん:そう、「○○号室の歌がうるさい!」って、「(あれ?それ私の部屋じゃん)」って(笑)。

――賃貸営業でしか経験できないことではありますね(笑)今日はありがとうございました!